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専門家によるコラム

  • 投稿日:2025年08月01日
  • 最終更新日:2025年08月03日

【遺言書の専門家が回答】遺言書と遺書は何が違う?法的効力の有無を詳しく解説

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【遺言書の専門家が回答】遺言書と遺書は何が違う?法的効力の有無を詳しく解説

「遺言書と遺書って、同じようなものじゃないの?」「父が手紙を残していたけど、これで相続手続きはできるの?」

このような質問を、アルファの相続でも非常によくいただきます。どちらも故人が家族に向けて残すメッセージという点では共通していますが、実は法律上の取り扱いには大きな違いがあります。

この違いを正しく理解していないと、いざ相続手続きを行う際に「せっかく残してくれた想いが法的に使えない」という事態になりかねません。そこで今回は、多くの方が混同されがちな「遺言書」と「遺書」の違いについて、相続の専門家の視点から詳しく解説いたします。

【Q】遺言書と遺書の違いがよくわかりません。どちらも同じようなものではないのですか?

【A】多くの方が混同されがちですが、遺言書と遺書には根本的な違いがあります。最も重要な違いは「法的効力の有無」です。

つまり、遺言書は「法的な効力を持つ財産承継の指示書」であり、遺書は「家族への最後のメッセージ」という位置づけになります。財産の分割について確実に希望を実現したい場合は、必ず法的要件を満たした遺言書の作成が必要です。手紙や遺書では、どれほど詳細に財産の分け方を書いても、法律上の効果はありません。

遺言書とは:民法で定められた法的文書

遺言書は、民法で定められた厳格な要件を満たして作成される法的文書です。財産の分割方法を法的に拘束する力を持ち、相続手続きにおいて銀行や法務局での正式な手続きに使用することができます。

日付、署名、押印など法定要件を満たす必要があり、誰に何を相続させるかを明確に指定することが主な目的となります。一つでも要件を欠くと無効になってしまう可能性がありますが、法的効力があるため、相続人全員での遺産分割協議を行わずに財産を移転させることができます。

遺書とは:想いを伝える個人的なメッセージ

一方、遺書は個人的な想いや気持ちを綴った手紙のような性質を持ちます。家族への感謝や想いを伝えることが主目的で、特定の書式や要件はなく自由な形式で書くことができます。

しかし、法的効力はないため、相続手続きには使用することができません。精神的価値として家族の心の支えとなる大切な文書ではありますが、財産の承継には直接関与しません。

実際の相続手続きでの違い

遺言書があれば、銀行での預金解約や法務局での不動産名義変更など、正式な相続手続きで実際に使用することができます。一方、遺書の場合は、どれほど詳細に財産の分け方が書かれていても、相続手続きには使えず、相続人全員での遺産分割協議が必要になります。

遺言書を書くか遺書を書くかはご本人の望む相続のかたちによって変わります。
アルファの相続ではどのような相続を望むのかをお伺いさせていただいた上で、対応について一緒にきめていきます。

江東区の相続手続きはアルファ行政書士事務所

よくある誤解

「手書きだから遺言書」「パソコンで作ったから遺書」といった誤解をお持ちの方もいらっしゃいますが、作成方法ではなく、法的要件を満たしているかどうかが重要です。また、財産について記載があっても、法的要件を満たしていなければ遺言書としては無効となります。

江東区で安心の相続・遺言書の作成ならアルファの相続

遺言書と遺書は、それぞれ異なる重要な役割を果たします。財産の承継を確実に行いたいなら遺言書、家族への想いを伝えたいなら遺書という使い分けが大切です。

アルファの相続では、1500件以上の相続サポートの経験から、法的効力のある遺言書の作成をサポートいたします。初回相談は無料ですので、遺言書と遺書の違いについてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。大切な家族のために「想い」を形に残すための第一歩として、適切な準備を一緒に進めていきましょう。

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