- 投稿日:2025年07月09日
- 最終更新日:2025年07月09日
相続・終活サービスをアップデート|現代に必要なライフエンディング支援とは?|アルファの相続

「ライフエンディングサービスをアップデートさせる」
これが、私たちALPHAGROUP・アルファ行政書士事務所の企業理念です。終活関連業者や士業業界は、長年の慣習を重んじる一方で、変革に対し抵抗がある傾向にあります。しかし、時代が変わり、人々の生活様式が変化している今、従来のやり方だけでは対応できない課題が山積しています。
本記事では、なぜ今、ライフエンディングサービスのアップデートが必要なのか、そして現代社会が求める新しい支援の形について、1,500件を超える相続案件を手がけてきた経験から解説します。
目次
なぜ「相続・終活のアップデート」が必要なのか

情報化社会がもたらした新たな課題
現代は情報が溢れる時代です。インターネットで検索すれば、相続や終活に関する情報は無数に見つかります。しかし、この情報の洪水が、かえって人々を混乱させているのが現実です。
「どの情報が自分のケースに当てはまるのかわからない」 「専門用語が多くて理解できない」 「結局、何から始めればいいのか見当がつかない」
このような声を、私たちは日々お客様から聞いています。情報へのアクセスは容易になりましたが、その情報を正しく理解し、適切に活用することは、むしろ難しくなっています。
特に近年はAIを活用して情報を調べる方もいらっしゃいますが、自分がどういう状況でどういう相続を望むのかが明確でない状況でAIを活用しても適切な回答を得られない状況にあります。
縦割り構造がもたらす「たらい回し」問題
従来の相続・終活サービスは、各専門家が自分の領域だけを担当する「縦割り」構造でした。
- 行政書士は遺産分割協議書の作成まで
- 司法書士は不動産の名義変更まで
- 税理士は相続税の申告業務のみ
- 保険代理店は相続サポートはできず、保険のご提案のみ
- 不動産会社は相続手続きはできず、売却や直接買取サポートのみ
それぞれの専門家は「私の専門分野はここまでです」という対応で、それ以外の相談には「それは他の専門家に聞いてください」と答えるのが一般的でした。
結果として、お客様は複数の専門家を探し回り、それぞれに同じ説明を繰り返し、バラバラの対応に振り回されることになります。大切な人を亡くした悲しみの中で、このような「たらい回し」は、精神的にも肉体的にも大きな負担となっています。
変化に抵抗のある業界体質
終活関連業界や士業業界は、他の業界と比べても特に保守的な傾向があります。
「昔からこうやってきた」「これが正しいやり方だ」という考えが根強く、新しい取り組みや変化を受け入れることに消極的な方も多いのが現状です。
しかし、お客様の生活様式は大きく変化しています。共働き世帯の増加、核家族化の進行、デジタル化の波など、社会構造そのものが変わっているのに、サービス提供側だけが旧態依然としていては、お客様のニーズに応えることはできません。
アルファが考える「相続のアップデート」の本質

相続の「最初の窓口」としての新しい役割
私たちが掲げる「アルファ」という社名には、特別な意味が込められています。アルファベットの最初の文字であるように、お客様が相続や終活で困ったときの「最初の窓口」となることを目指しています。
従来の専門家は、自分の専門分野の仕事を淡々とこなすことが役割でした。しかし、私たちは違います。お客様の悩みや課題をまずはすべて受け止め、そこから必要に応じて各種専門家と連携し、適切な解決策を提供する。サッカーで言えば「パサー」のような役割を担うのです。
この考え方は、業界の常識からすれば革新的かもしれません。しかし、お客様の立場に立てば、これこそが本来あるべき姿と考えています。
デジタル時代の人間的なつながり
情報化が進んだ現代だからこそ、人間的なつながりの価値が高まっています。AIやチャットボットでは提供できない、コンシェルジュのような温かみのある対応が求められています。
私たちは、お客様とのコミュニケーションを大切にしています。「最近どうですか?」という何気ない会話から、お客様の本当の悩みや不安が見えてくることがあります。そのときのお打ち合わせによっては手続きの話が1割・2割程度という時間配分のときもあります。
これは非効率に見えるかもしれません。しかし、私たちは単に「手続きを進める」作業だけをおこなうわけではありません。お客様に不安なことや聞いてほしいことがあるときなどは、その話を優先してお客様に寄り添います。このような人間的なつながりこそが、お客様に「安心」を提供し、お客様の潜在的な悩みや今後の人生のゴールが共有できるプロセスと考えています。
地域コミュニティの再構築
かつて、相続や終活の知識は、地域コミュニティの中で自然に受け継がれていました。近所のお年寄りが若い世代にアドバイスをし、困ったときは助け合う。そんな温かい関係性が存在していました。
しかし、都市化や核家族化の進行により、このような地域のつながりは希薄になっています。私たちは、失われた地域コミュニティの機能を、新しい形で再構築したいと考えています。
江東区という下町で事業を展開しているのも、この想いも一つの要因です。下町情緒のあふれる地域の方々と信頼関係を築き、正しい情報を共有し、みんなで支え合える環境を作る。これが、私たちが目指す「アップデートされたライフエンディングサービス」の一つの形です。
現代に必要な3つの支援要素
1. 包括的な問題解決力
現代のライフエンディング支援に求められるのは、縦割りではない包括的な対応力です。
従来の対応
- 「相続手続きはできますが、不動産の売却は他でお願いします」
- 「税金のことは税理士に聞いてください」
- 「保険の見直しは保険会社へどうぞ」
アップデートされた対応
- 相続手続きから不動産売却、保険見直しまでワンストップで対応
- 各分野の専門家と密に連携し、統一された方針で支援
- お客様は一つの窓口に相談するだけで、すべての問題が解決
この包括的な対応を実現するため、私たちは行政書士業務だけでなく、不動産業務、保険業務も自社で手がけています。さらに、相続業務に特化した司法書士、税理士、弁護士とも強固な連携体制を構築し、どんな相談にも対応できる体制を整えています。
2. 継続的な伴走支援
相続手続きが終われば関係も終わり、というのが従来の考え方でした。しかし、現代においては、手続き完了後も様々な課題が生じます。
手続き後に生じる課題の例
- 相続した不動産の管理や活用方法
- 今後の生活設計の見直し
- 自身の終活準備
- 新たに発見された財産の処理
- 家族関係の変化への対応
私たちは、これらの課題に対しても継続的にサポートする「伴走者」でありたいと考えています。保険の営業担当者が生涯にわたってお客様をサポートするように、ライフエンディング全般について、いつでも相談できるパートナーとしての関係を築くことを目指しています。
3. 予防的アプローチの実践
多くの相続トラブルは、事前の準備不足から生じます。現代に必要なのは、問題が起きてから対処する「事後対応型」ではなく、問題を未然に防ぐ「予防型」のアプローチです。
予防的アプローチの具体例
- 生前からの家族間コミュニケーションの促進
- エンディングノートの活用支援
- 遺言書作成のサポート
- 家族信託など新しい制度の活用提案
- 定期的な資産の棚卸しと整理
1,500件を超える相続案件を経験してきた私たちだからこそ、「こうしておけばトラブルを避けられた」というケースを数多く見てきました。この経験を活かし、お客様が将来直面する可能性のある問題を予測し、先手を打って対策を提案することができます。

アップデートがもたらす未来
お客様にとっての価値
ライフエンディングサービスがアップデートされることで、お客様の日常に変化が生まれると考えています。
まず最も大きな変化は、精神的な負担の軽減です。「いつでも相談できる専門家がいる」という安心感は、今後の世の中で重要なことであると考えています。
近年の核家族化や近所付き合いの減少からライフエンディングをはじめとしたライフイベントを相談できる相手はなくなってきているかと思います。しかし、相続などは大多数の人がいつかは訪れる問題であり、相談する相手がいない場合、大きな手間がかかったりすることもあります。
しかし、旧態然とした専門家では「依頼されたことにしか対応しない」というようなこともあり、相談がしやすい関係を築くのは難しいのが現状です。そのため、私たちはお客様の不安を取り除けるように相談しやすい関係性をつくることを重要視しています。
また、私たちが窓口となり、様々な専門家と連携することができればお客様は複数の専門家を探したりやり取りする必要もなくなるため、ストレスフリーな体験を実現できます。
そして何より、事務的な対応ではなく、感情面にも配慮された温かいサポートを受けられることで、大切な人を失った悲しみの中でも前を向いて歩んでいけると考えています。
業界全体への波及効果
私たちの取り組みは、一事務所の改革でなく業界全体への波及を目指しています。
私たちのお客様がより良いライフエンディングを実現することはもちろんですが、それだけでは世の中のライフエンディングは良くならないと考えていますので、
業界全体に新しい風を吹き込み、サービスの質を向上させる起爆剤となることを私達アルファは目指しています。
お客様本位のサービスが評価されれば、他の事業者も変わらざるを得ません。縦割りの壁を越えた連携が当たり前になり、感情面への配慮が標準となり、継続的な支援が一般化する。
その結果、お客様は相続の際の不安や手間が減り、より自分のライフエンディングもより良い物にできる。そんな未来を、私たちは描いています。
まとめ:共に創る新しいライフエンディング

「ライフエンディングサービスをアップデートさせる」という理念は、単なるスローガンではありません。それは、時代の変化に対応し、お客様の本当のニーズに応えるための、具体的な行動指針です。
情報化社会の中で迷子になることなく、縦割りの壁に阻まれることなく、一人ひとりが安心して人生の最終章を迎えられる社会。私たちは、そんな社会の実現に向けて、日々努力を重ねています。
しかし、この変革は私たちだけでは成し遂げられません。お客様との対話を通じて、地域の皆様との協力を通じて、そして業界の仲間との切磋琢磨を通じて、初めて実現できるものです。
相続や終活でお悩みの方、将来に不安を感じている方、そして「もっと良いサービスがあるはずだ」と感じている方。ぜひ一度、私たちにご相談ください。共に、新しいライフエンディングの形を創っていきましょう。
初回相談は無料です。まずは、あなたのお話をお聞かせください。1,500件を超える経験と、アップデートされた視点で、最適な解決策をご提案いたします。
お問い合わせは、お電話またはこちらから。皆様からのご連絡を、心よりお待ちしております。